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2024.10.16

大人の結婚式マナーマニュアル ~受付編~

  • #結婚式準備

結婚式に招待された時は楽しみでありながらも、どう立ち振る舞えばいいか気になるところですよね。その中でも受付は、ゲストにとって式の第一歩であり、大切な交流の場です。大人としてのマナーを身につけることで、お互いにとって素敵な時間を過ごせるだけでなく、式の進行をスムーズに運ぶことにも繋がります。今回は、結婚式での受付の流れや注意点、持ち物について詳しく解説していきます!

受付の流れ

STEP 01: 会場に到着

STEP 02: 荷物をクロークに預ける

STEP 03: 受付(挨拶 ご祝儀を渡す 記帳する)

 

STEP 01 : 会場に到着

結婚式をスムーズに進めるために、ゲストは少なくとも30分前には会場に到着するのが理想です。特に大きな会場や混み合う可能性のある場所では、駐車場やクロークが混雑することも考慮し、余裕を持った到着が求められます。

また、式の前には友人や知り合いに再会する場面も多く、ついつい話が弾んでしまいがちです。時間が迫る中で焦ることのないよう、受付は早めに済ませておきましょう。目安として、式が始まる15分前には受付を済ませておきます。

遅刻は厳禁です。もし遅刻してしまう可能性がある場合は、すぐに式場へ連絡を入れるのがマナーです。

新郎新婦さまは結婚式の準備で忙しいため、遅刻する際は必ず式場スタッフに連絡し、進行に影響が出ないよう配慮しましょう。

 

STEP 02 : 荷物をクロークに預ける

到着後、手荷物をクロークに預けます。特に結婚式の場では、写真を撮る機会や挨拶を交わすシーンが多いため、身軽な状態にしておくと動きやすくなります。荷物を預ける際には、貴重品は必ず自分で管理し、大きなバッグやコートなどはクロークに預けましょう。

 

STEP 03 : 受付(挨拶 ご祝儀を渡す 記帳する)

受付に着いたら、「本日はおめでとうございます」と挨拶をしましょう。次に「新郎(新婦)の友人の○○と申します」と名乗り、出欠確認を受けましょう。

ご祝儀を渡す際は、袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で丁寧に取り出して正面を向けて渡します。この際にも「おめでとうございます」などの言葉を添えると、より丁寧な印象を与えます。

最後に記帳です。丁寧に名前を記入し、友人に代筆を頼むのは避けましょう。夫婦や家族で参加する場合は、代表者が姓名を記入し、他の家族の名前を代表者の横に併記することが一般的です。招待状と一緒にゲストカードが届いた場合は、ゲストカードが芳名帳の代わりになるので、事前に記入して受付で渡すようにしましょう。

 

持ち物 (男女共通)

  1. ご祝儀袋

結婚式に持参するご祝儀は、友人や同僚の場合、3万円が相場です。関係性によって多少前後することもあります。親族の場合は、3万円から10万円程度が一般的です。偶数を避け、縁起の良い「割れない数字」できりの良い金額にするのがマナーです。

新郎新婦さまの上司で、主賓として招待された場合には5~10万円が相場です。またご親族の場合もご兄弟など関係が深い場合や、新郎新婦さまから見て年長者の場合は5~10万円が相場です。

新札を用意し、事前にしっかりと中袋などに名前や金額を記入しておくと当日スムーズに渡せます。会費制の場合は、お釣りが出ないように現金を用意し、ご祝儀袋には包まず受付でお支払いしましょう。

2.袱紗

ご祝儀袋は、直接手で持って渡すのではなく、袱紗に包んで持参するのが正式なマナーです。袱紗には派手すぎないデザインや落ち着いた色合いのものを選び、結婚式の場にふさわしいものを持参しましょう。

袱紗は百貨店の呉服売り場やスーツ専門店、オンラインショップ、100円ショップなどでも売っています。慶弔用の袱紗を1枚持っておくと安心です。当日どうしてもない場合は、ハンカチで代用することもできます。

3.財布(現金)

結婚式当日、二次会やタクシー移動の費用などが発生することがあるので、急な出費に備えて現金を持っておくと便利です。普段はカードで支払いをする方も、このようなフォーマルな場では現金を持参しておくのが安心です。

4.ハンカチ

結婚式は感動的な場面が多いため、ハンカチは必須アイテムです。白や明るい色のシルクや綿素材のハンカチを持参し、派手なデザインやキャラクターもの、カジュアルな印象が強いタオル地のものは避け、フォーマルな場にふさわしいシンプルなアイテムを選びましょう。

 

 

持ち物 (女性編)

・予備のストッキング

結婚式の最中にストッキングが破れてしまうことはよくあります。予備を持参しておくことで、突然のトラブルにも対応できます。特に長時間の移動や歩行がある場合は、予備のストッキングを持っておくと安心です。

・靴擦れ防止の絆創膏

新しい靴を履いている場合や、立ちっぱなしになるシーン、長時間歩く予定などがある場合、靴擦れが起こることがあります。絆創膏を持参することで痛みを事前に防ぐことができますし、靴擦れが起きてしまってもすぐに対応できます。

・メイク用品、手鏡

結婚式では感動的な場面が多いため、泣いた後にメイクが崩れることがあります。また、飲食をする場面もあるので、すぐにメイク直しができるように口紅やパウダーなど最小限のメイク用品と手鏡を持ち歩いておきましょう。

 

持ち物 (男性編)

・ポケットチーフ

ポケットチーフは、男性のフォーマルな装いをワンランクアップさせるアイテムです。胸ポケットに挿すことで、洗練された印象を与えます。ネクタイと同じ色か、相性の良い色を選び、素材はシルクなどの高級感のあるものが適しています。ハンカチとは違うので、手を拭かないようにしてくださいね。

・クラッチバック

結婚式では持ち物が多くなりがちですが、ポケットに全てを詰め込むのは避けましょう。クラッチバッグは、フォーマルな場に適しており、ハンカチや財布、スマートフォンなどを収めるのにぴったりのアイテムです。ビジネスバッグやトートバッグなど、あまりフォーマルではないバッグは適しません。上品なクラッチバッグを選び、全体のスタイルを統一することが大切です。

 

あると便利なグッズ

・サブバッグ/エコバッグ

結婚式では、引き出物やブーケ、ゲームの景品など、予想以上に荷物が増えることがあります。そんな時、サブバッグやエコバッグを持っていると非常に便利です。ブランドのロゴ入り紙バッグ(ショッパー)などは避け、シンプルで折りたたみやすいエコバッグが良いでしょう。

・充電器/モバイルバッテリー

結婚式では、写真や動画を撮る機会が多く、スマートフォンのバッテリーが切れることがあるので、予備の充電器を持参するのがおすすめです。

特に遠方のゲストや、長時間の移動がある場合には、モバイルバッテリーや充電ケーブルを持っておけば、バッテリー切れを心配せずに一日を楽しむことができます。

・招待状

式場の場所や開始時間などは招待状に記載されているため、当日は招待状を持参すると便利です。特に会場までのアクセス方法を確認する際、招待状が手元にあればスムーズに動けます。

また、招待状はスマホで写真を撮っておくのもおすすめです。緊急で式場に電話しなければならなくなった場合にもすぐに確認できます。

・筆記用具

結婚式の場では、メッセージの記入を求められることがあります。例えば、ウェルカムボードにサインをしたり、メッセージカードに新郎新婦さまへの祝福の言葉を記入したりする際に、筆記用具が必要になることがあります。ペンは式場で用意されていますが、バッグに一本ボールペンなどを入れておくと、スムーズに対応できます。

・二日酔い防止薬/常備薬

結婚式や二次会では、お酒を飲む機会が多くなります。二日酔いが心配な方は、事前にお薬を準備しておくと安心です。また、バスに乗る予定がある場合など酔い止め等の常備薬も、必要な方は忘れずに持参しましょう。

・マウスケアグッズ

お酒を飲んだ後や食事の後は、口臭が気になることがあります。特に結婚式では、他のゲストとの距離が近く、会話の機会も多いため、マウスケアグッズを持っておくと便利です。小さなマウスウォッシュやミントタブレットをバッグに入れておくと良いでしょう。

・ヘアピン、ワックス、スプレー

結婚式では、写真撮影や挨拶をする機会が多くあります。風が吹いたり、長時間動き回ったりすると、髪型が乱れることもあるので、ワックスやスプレーを持っておくと安心です。ドラッグストア等では持ち運びに便利な携帯用サイズのアイテムも売っています。特に女性にとっては、アップスタイルや巻き髪が崩れてしまうこともあるため、メイク用品と同様に、ヘアピンなどヘアスタイルの修正アイテムを準備しておくと便利です。

・羽織りもの

季節によっては昼間暖かくても夜になると冷え込むことがあり、真夏でも冷房が効いている室内は肌寒く感じることがあります。式場ではクロークに預けておいて二次会や移動時にのみ上着を羽織ることもできるので、ショールやボレロ、ジャケットを一枚持っておくと安心です。

・履き慣れている靴

式場までの道のりや、式の途中の移動は意外と歩くことが多くなります。慣れない靴で長時間過ごすのは辛いので、できるだけ履き慣れた靴を持っていくと良いでしょう。特に足が痛くなりやすい方は、式場までの移動時には履き慣れた靴を履き、式の場ではフォーマルな靴に履き替えると、快適に一日を過ごすことができます。

 

まとめ

結婚式は、新郎新婦さまにとって人生で一度きりの大切なイベントです。ゲストとして参加する皆さまも、正しいマナーを守ることで心地よい一日を過ごせるだけでなく、新郎新婦さまに対する敬意をしっかりと示すことができます。受付での丁寧な振る舞いやご祝儀の渡し方、持ち物などを事前にしっかりと下調べ・準備しておくことで、当日をスムーズに過ごすことができ、さらに思い出深い結婚式になります。

ぜひ参考にしていただき、素敵な結婚式を楽しんでくださいね^^

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