結婚式の思い出やおふたりのお気持ちをカタチとして贈ることができる「引出物」。結婚式準備において、必ず決めておかないといけないマストアイテムです。贈る品ひとつで、感謝の気持ちを伝えることができます。今回はどんな引出物が喜ばれるか、また準備方法についても詳しくお伝えします♪

知っていますか？引出物の由来

引出物とは、かつて結婚披露宴でご用意されたお料理の一部をお土産として持ち帰っていただくもの（諸説あり）でしたが、現在では結婚式の思い出を残す記念品としての意味合いもあり、結婚披露宴にてお祝いしてくださったゲストへお渡しする贈りものです。ゲストに喜んでいただけるお品物が好まれ、最近ではキッチン用品や食器・タオルなど、実用性のあるものや消耗品が人気です。

引菓子・縁起物・プチギフトに込められた意味とは？

●引菓子

引菓子は、おふたりからのご挨拶。日持ちのするお菓子などが一般的で、なかでもバウムクーヘンは定番ともいえるほど人気です。
バウムクーヘンは木の年輪に見えることから長寿の願いが込められていたり、幸せを重ねて大きくしていくモチーフになっており、幸せのスイーツをといわれる贈り物です。また、引菓子をお土産として持ち帰ったゲストが、ご家族と一緒に召しあがることで幸せな時間のお裾分けができますように、という意味も込められています。

●縁起物

縁起物には ゲストのみなさまの幸せを願い「良いことがありますように」と紅白のおうどん・鰹節など、縁起の良いとされるものを贈ります。引出物・引菓子を合わせて2点と数えたときに、割れる数字を連想されることから、縁起物を3点目の贈りものとしても考えられるようになったそうです。ただ、贈り物の点数に決まりはないため、おふたりの地域でのならわしを調べていただき、ご両家間ともお話いただくことが大切です。

●プチギフト

プチギフトはゲストのみなさまをお見送りする際に手渡しする、キャンディやクッキーなどのちょっとした贈り物です。新郎新婦様からゲストへ「今日は来てくれてありがとう」とお気持ちを伝える、最後の場面でのきっかけになります。

引出物の準備について

これらの贈り物は、結婚式に向けてお打合せを進めていくなかで並行しての準備が必要です。大きく分けて、式場での手配・ご自身でのご準備、という2種類がございます。

★式場での手配の場合
式場から紹介されるカタログの中から商品を選ぶことがほとんどです。

★ご自身での手配の場合
インターネットでのご注文・お店で購入・外部での発注と、さまざま方法があります。

式場によっては持込料がかかることもありますので、ご見学時の見積もり作成時には持込料を確認すると安心です。ただ、持込料がかかる場合でも、お品物の一つひとつをおトクな金額で準備できると、総額の金額を抑えられることもありますので、ぜひ比較・検討してみるのもおすすめです！

素敵なお品物がたくさんあり迷われてしまうかもしれませんが、おふたりのお気持ちが届くようゲストのみなさまを思い浮かべながら、ご検討くださいね♪